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投資信託とETFの違いを比較してみた

投資信託とETFって似てるけど、どっちを選べばいいの?

投資初心者でこのような疑問を持たれる方、多いと思います。

実際、私も初めのうちは同じものだと勘違いしていましたし、違いが分かリませんでした😅

本記事ではメリット・デメリットを含めそれぞれ説明していきます。

似ているけど違う面もあるよ!
気を付ける点も説明するね!

それでは早速みていきましょう。

目次

投資信託とETFの違い

投資信託とETF、どちらも投資家からお金も集め、特定の株価指数(S&P500、日経平均など)に連動するよう運用する点は共通しています。

違いとしては次の2点が挙げられます。

・値段の決まり方
・ドルで買うか、円で買うか

違い1:値段の決まり方

まずは値段の決まり方です。

投資信託の場合、値段は「基準価額」によって決まります。

「基準価額」は1日に1回計算し公表されます。

一方ETFはExchange Traded Funds(上場投資信託)と言われるとおり、金融商品取引所に上場されている商品です。

したがって、値段は金融商品取引所の取引時間内でリアルタイムに変動していきます。

違い2:ドルで買うか、円で買うか

次は為替の影響についてです。

投資信託の場合、海外の株価指数に連動する投資信託(例:S&P500)を売買する場合でも日本円で売買できます。

しかし、海外のETFを購入する場合、海外の金融商品取引所に注文を出すため、ドルなどの通貨に換えてから購入することになります。

つまり、為替の影響を受けることとなります。

これは海外のETFを売却する場合も同様です。

(※ETFについて、次項以降は海外ETFの購入を想定しての記述となります)

投資信託のメリット・デメリット

投資信託とETFの違いを確認したところで、今度はそれぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

投資信託のメリット

メリット1:自動かつ定額で積み立てることができる

投資信託の投資方針は10年超の長期保有が基本となります。

また、私をはじめ投資初心者にとっては一度に数百万円を投資資金として拠出することは不可能に近いです。

そのため、各々の収入から生活費を控除した後の余剰資金を定期的に拠出し、投資信託を購入することになります。

でも、毎月購入するとしても10年で120回を毎回注文するの?
もっと楽な方法を知りたい・・・。

ネット証券では積立注文の設定が可能で、
設定してしまえば自動的に購入してくれるよ!

大手のネット証券では「Aという投資信託を毎月○日に、◯円で購入する」という設定をする、積立注文ができます。

上記の手間はかからず、ラクに購入できるうえに購入し忘れることもないので、ぜひ活用したい機能です。

メリット2:円で購入するため、為替リスクがない

先述のとおり、投資信託は商品を円で売買するため、為替リスクがありません。

そのため、円高・円安を気にすることなく淡々と購入していくことが可能となります。

投資信託のデメリット

デメリット1:リアルタイムで購入できない

正直なところ、デメリットはほとんどないと個人的には考えているのですが、挙げるとすれば株式のようにリアルタイムで売買できないことでしょうか。

デメリット2:商品数が多くて、どれを選択するれば良いか迷う

楽天証券で確認したところ、楽天証券で取り扱っている投資信託は約2,600程度ありました。

ネット証券各社、検索条件等で絞り込みは可能ですが、似たような商品もあり、投資初心者にとっては迷ってしまいがちです。

この商品数のなかから、自分の投資目的に合った上で元本割れする可能性が少ない商品を購入できるかが重要になってくると思います。

ETFのメリット・デメリット

続けて、ETFのメリット・デメリットを見ていきましょう。

ETFのメリット

メリット1:ドルで購入が可能

海外のETFでは円ではなくドルなどの海外通貨で資産を保有することになります。

そのため、為替の影響を受けます。

日本円だけでなく、他国の通貨でも分散投資したい方には選択肢のひとつになると思います。

メリット2:優秀な海外高配当株ETFがある

配当金をもらいたいと考えた場合、その企業の株式を購入することが一般的ですが、海外企業の株式を購入することは投資初心者にとってハードル(口座開設、銘柄選択など)は高いと思われます。

ですが、高配当ETFであればそのハードルはかなり低くなります。

代表例として、VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)がありますが、この商品は米国の高配当企業に分散投資するETFになります。

他にも良い商品がいくつもあり、投資初心者にとって、海外高配当株投資についてはETF一択だと個人的には考えています。

メリット3:手数料が投資信託より安い

証券会社で取引をすると、当然手数料が発生します。

投資信託、ETF共に売買に関する手数料と運用に関する手数料が発生します。

運用に関する手数料を「信託報酬」と言いますが、この信託報酬がETFの方が若干安いです。

1円でも低いコストで運用したい、という方には考慮するポイントだと思います。

ETFのデメリット

デメリット1:外国税額控除が手間

海外ETFから配当を受け取った場合、①投資先の国の所得税が控除され、②日本の所得税が控除されるという、2重課税が発生する場合があります。

その状態を解消するため、確定申告で外国税額控除を利用して調整することになるのですが、これがけっこう手間です。

控除額は自動計算してくれるので、慣れてしまえば難しくはないかもしれませんが、

「確定申告書の作成さえ面倒くさいのに・・・」

と思ってしまうかもしれません。

デメリット2:分配金が自動的に再投資されない

ETFの分配金は決算時に投資家へ分配されます。

投資信託の場合は、分配金を再投資するよう自動設定ができますが、ETFの場合はそのような仕組みがありません。

そのため、再投資する場合には自身で購入手続きをする必要があります。

デメリット3:自動積立は基本できない

投資信託のメリット1で、自動かつ定額で積立投資が可能と記載しましたが、ETFの場合はリアルタイムでの売買が一般的ということもあり、そのような仕組みは原則ありません。

ですが、SBI証券など一部の証券会社で定期買付サービスが開始されており、近い将来ETFも自動積立設定できることが当たり前になってくるかもしれますん。

まとめ

ここまで投資信託とETFについて比較してきましたが、私個人としては次のような取り組みが良いのかなと考えています。

  • 基本的には、投資信託で余剰資金から毎月定額を積立購入し長期保有する
  • 海外高配当株を保有したい場合には海外ETFを利用する

ただし、あくまで一個人としての考えあり、正解はありません。

皆さんの個々の状況、投資目的や考え方に基づいて自分なりの最適解を検討してみてください。

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この記事を書いた人

30代の会社員。元上司の一言をきっかけにお金の勉強を開始。現在は投資信託をメインに運用中です。勉強した内容やいままでの投資経験をもとに、お金に関する情報を発信中。

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